騙され体験談

戻る?払う?敷金の問題

以前のバブルの頃、最初50000円程度を払っていた家賃が更新時期を迎え64000円になると告げられました。1階で排水が悪く、ロフトが付いていましたが階段が簡易すぎるハシゴで設備もイマイチ、この部屋のどこにそんなに価値があるのかと思いましたが、2年前に引越しをしたばかり。また敷金礼金で多額の費用がかかるのが嫌で、とりあえず更新してしまいました。 そして数年後、勤めていた会社を退職したのを機に引越しをすることに。

そこで戻ってくると思っていた敷金は0と聞かされました。そして、退去後の部屋の修繕費が敷金だけでは足りないのでとプラス15万円を請求されました。 ただでさえ引越しでお金がかかるし、何より部屋を汚く使っていた訳でもなく、全く理解出来ません。その旨伝えたところ「6年も住んでもらったから」と10万円に下げると言われました。 退職金で払えない額では無かったし、こんな不動産屋や家主とは早く縁を切りたいと思い、完全に納得した訳ではありませんが払うことに。

そして、次の引っ越し先に13年間住み、また引っ越しの際、あの嫌な思い出が蘇ってきました。 引っ越し後、戦々恐々として不動産屋からの連絡を待っていると、敷金を一部返金したいと電話が。ビックリです。払ったものが返ってくるだけなのに、お礼金でも貰ったような嬉しい気持ちになりました。 だったら、前の引っ越しで払った10万円はどういうことなの!

ってことです。家賃の値上がりの時に、バブルに乗って14000円も家賃を値上げしてきた時に「こいつらはおかしい」と思って、すぐに引越すべきだったのでしょう。 不動産屋も前は個人経営でした。そして、今回は名の知れた大きな不動産会社。個人経営の不動産屋なら家主と相談して少しぐらいズルいことをしてもおかしくないのかもしれないとか、もう色々考えると騙されてお金を取られた気分になります。 この対応の差は一体何なのでしょうね。

投稿者:T様

サイトナビゲーター・倉沢涼子の所感

6年が目安

倉沢涼子

おそらく解約時に費用負担の大きな部分を占めるのが「壁紙の貼り換え」です。現在は(本当は昔から)東京都に限り契約書と重要事項説明書に加えて東京ルールと呼ばれる敷金などの費用負担に関する書類を締結してトラブルの防止に備えています。これは長く住むほどに内装関連の価値が落ちるために、借りている人の費用負担が少なくて済む可能性がとても高いという見方もできます。退去時の不動産トラブルは私や、司法書士小山にご相談くださいませ。

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