大学卒業後に上京
大学卒業後の22歳の時、本格的に演劇をやりたくて宮城県から上京しました。
親戚が世田谷区に住んでおり、知り合いの不動産業者を紹介してもらい部屋を決め、少しでも費用を浮かせるために友人に協力してもらい、積める荷物は車に積んで同乗し、残りの段ボール数箱分の荷物は後から宅急便で届くようにしました。
右も左も分からない田舎者がいきなり若者に人気の街に住むことになり、家賃は相場より安めとは言え物価は高いし気後れはするしで、生活と気持ちが落ち着くまで1~2ヶ月はかかったように思います。
こればっかりは人それぞれだったり好みだったりすると思うのですが、特に自分の中に譲れないこだわりなどがない場合には、上京して初めて住む街は都心を少し外れたくらいの場所にした方が、精神的に楽かも知れません。
「夢を叶えるための貧乏暮らし」に憧れていたので、テレビも持たずラジオのみ、2~3駅なら自転車移動など、自分で決めたことでもしんどい時もありましたが、若いうちの節約生活はとても楽しく、勉強になることばかりでした。若いうちの苦労は買ってでもしろというのは良く言ったものと思います。
結果的に夢破れ、すでに何年も経過した今でも当時のことは懐かしく、愛おしい思い出として胸に刻まれています。
投稿者:D様
サイトナビゲーター・倉沢涼子の所感
群馬県昭和村出身です、私
私も群馬の片田舎から上京したため、このような苦労話は懐かしさと共に共感してしまいます。
上京後は板橋、中野、世田谷などに住みましたがどこも本当に良い思い出です。